2014年05月15日

セアカゴケグモ(Latrodectus hasseltii)

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セアカゴケグモ - Wikipedia
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セアカゴケグモ


前から見たセアカゴケグモ


分類

界 : 動物界 Animalia

門 : 節足動物門 Arthropoda

綱 : クモ綱 Arachnida

目 : クモ目 Araneae

科 : ヒメグモ科 Theridiidae

属 : ゴケグモ属 Latrodectus

種 : セアカゴケグモ L.hasseltii

学名

Latrodectus hasseltii
Thorell, 1870

和名

セアカゴケグモ

英名

Red-back spider
Red-back widow spider


セアカゴケグモ(背赤後家蜘蛛、Latrodectus hasseltii)は、ヒメグモ科に分類される有毒の小型のクモの一種。

和名は、「背中の赤いゴケグモ」の意味。

本来日本国内には生息していなかったが、1995年に大阪府で発見されて以降、その他いくつかの地域でも見つかった外来種である。


分布[編集]

オーストラリアを原産地とする。

日本では、本州(宮城県、群馬県、神奈川県、愛知県、岐阜県、三重県、京都府、大阪府、滋賀県、奈良県、和歌山県、兵庫県、広島県、岡山県、山口県)、四国(香川県、徳島県、高知県)、九州(福岡県、佐賀県)、沖縄県で記録があり、定着も確認されている。

アメリカなどでも生息について記録がある。


特徴[編集]

形態[編集]

体長はメスが1cm前後、丸くつやつやした黒い体で、胸腹部の背面にはひし形が2つ縦に並んだような赤い模様、腹面には砂時計状の赤い模様があるので見間違えることは少ないだろう。

この赤斑の形は雌雄で多少違いがあり、時に地色の黒も淡いものもある。

オスは無毒で、3〜5mm程度とメスよりずっと小型で体も細く、褐色がかった地色に淡色の目立たない斑紋を持つ。

しかし幼体のうちは雌雄とも淡褐色の地に不明瞭な縞模様をもつのみで、成体のような雌雄の違い(性的二型)は見られない。

なお日本で5月頃から庭や家壁などに見られるようになる真っ赤なタカラダニ類は、一見微小なクモにも見えるため、時に本種の子供ではないかと勘違いされることもあるが、前述のとおりセアカゴケグモの幼体は淡褐色で全く異なり、真っ赤なタカラダニ類は人体に無害な生き物である。


巣[編集]

セアカゴケグモの造る網は不規則網で、複雑に張られた三次元構造を持つ。

その上方は糸に粘液がついていない巣域と呼ばれる住居で、卵嚢などもこの部分にぶら下げられる。

一方、網の下方は捕獲域と呼ばれ、糸には捕獲用の粘液がついている。

これに虫が触れて粘着すると、セアカゴケグモは粘糸を投げて獲物を絡め捕って巣域まで引き上げて食べる。

網はベンチの下や側溝の蓋の裏側、ガードレールの支柱付近などといった、比較的地面に近く直射日光が当たらない場所に造られることが多い。


毒[編集]

毒は獲物を咬んだときに獲物の体に注入されるもので、神経毒の「α−ラトロトキシン」である。

この毒を有するのはメスのみで、オスは人体に影響する毒を持たない。

オーストラリアでは死亡例があるが、日本では報告されていない。

大阪府では毎年本種による被害が発生している(こちらも参照)。

2012年9月には、福岡県でも同様の被害が発生した。

オーストラリアでは古くから代表的な毒グモとして知られており抗血清も存在する。

日本でもセアカゴケグモの発生した地域の医療機関で抗血清を準備しているところもある。

メスに咬まれた部位は、激しい痛みを感じる。

その後、咬まれた場所が腫れ、全身症状(痛み、発汗、発熱など)が現れる。

手当てが遅れると毒素の効果により皮膚が腐っていくことがあるため、咬まれたら、医療機関での早急な診察が必要である。


外来種問題[編集]

1995年11月に大阪府高石市で発見されたのを始め、兵庫県神戸市西区などの港湾都市で相次いで発見された。

2005年8月に群馬県高崎市の民家で5匹見つかった。

関東の内陸部で確認されたのは初めてである。

最近では2008年4月下旬に岡山県倉敷市で7匹発見され、5月には愛知県愛西市の国営木曽三川公園で約600匹と卵が、6月には大阪市福島区の淀川河川公園で約30匹が発見された。

8月には鹿児島市の新日本石油基地で、ハイイロゴケグモと合わせて100匹以上が発見された。

2009年9月には四国では初めて坂出市のコスモ石油坂出製油所内で6匹が発見された。

こうした分布の拡大は、自動車や飛行機、船舶などの人間活動が関係していると考えられている。

2012年には、福岡市が「アイランドシティ中央公園」で2009年から同年9月末までの4年間に8201匹を駆除していたことを公表した。

同市は市民が発見したものについてはHPに掲載していたが、同中央公園や「みなと100年公園」で市が駆除した分については「住民の不安をあおる可能性がある」として公表していなかった。

-0.5度から46度までの低温・高温でも生息・繁殖ができ、日本でも越冬して発生を繰り返している。

なお、最近までクモ類では外来種は珍しく、これ以前にはクロガケジグモがあるのみであった。

ただ、近年外来種は増加傾向にあり、ハイイロゴケグモ・ジュウサンボシゴケグモ・マダラヒメグモなどが確認されている。

日本では、外来生物法によりゴケグモ属のうち本種及びクロゴケグモ・ハイイロゴケグモ・ジュウサンボシゴケグモの4種が2005年に特定外来生物の第一次指定をされている。

また、日本生態学会により日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている。

ピレスロイド系の殺虫剤によって駆除が進められている。

本種の天敵はマエアカクモバチである。


ゴケグモ類[編集]

クロゴケグモ(メス)

ゴケグモ類は、ゴケグモ属(Latrodectus) というグループに分類され、約31種が知られている。

熱帯地方を中心に世界中に分布する仲間である。ゴケグモの名前の由来に関して、「毒性が強いため噛まれた時の死亡率が高く、奥さんが後家になる」という俗説が知られている。

実際には、ゴケグモ類の英名 "widow spider" そのままの和訳で、ゴケグモ類はオスの体がメスに比べて非常に小さく、交尾後にオスがメスに共食いされることに由来する。

ただし、共食いの頻度などは種類や条件により異なる。

最も有名なゴケグモ類は、クロゴケグモ(w:Latrodectus mactans、Black widow spider) で、北アメリカをはじめ、世界中に広く生息する毒グモ。

こちらの方が死亡例なども多い。

日本では2000年以降になって米軍岩国基地内での発生が確認されている。

セアカゴケグモとはほぼ同じ大きさ。

セアカゴケグモをクロゴケグモの亜種に分類する場合もあり、その場合には、セアカゴケグモによる死亡例が、世界中のクロゴケグモによる死亡例と統計上合計されている場合があり注意が必要である。

アメリカでは『Black Widow(ブラック・ウィドウ)』という名で知られており、戦闘機P-61とYF-23の愛称に採用された。

ジュウサンボシゴケグモ(メス)

またヨーロッパ南部に分布するジュウサンボシゴケグモ(w:Latrodectus tredecimguttatus、P. Rossi, 1790) も古来より有名で、その毒による症状はゴケグモ刺咬症 (Latrodectism) としてよく知られてきた。

大利・池田(1996b)によれば、このクモに咬まれると、その時点での痛みはさほどではないが、10分ほどで全身症状が現れ、各部リンパ節が痛み、腹筋の硬直、さらに耐えられない痛みとともに多量の汗、涙、唾液が出、血圧上昇、呼吸困難、言語障害などが起き、回復しない場合は2-3日後に死亡するという。

しかし抗血清が作られるようになってからは、アナフィラキシー・ショック以外での死亡例はほとんどなくなったとされる。

沖縄県には、在来種のアカボシゴケグモ(ヤエヤマゴケグモ)が生息する。


人間との関係[編集]

糸が測量機器、測距儀、顕微鏡、爆撃照準器、望遠照準器などの光学機器の十字線(レティクル)に用いられる。

未成熟期にある米国産クロゴケグモのそれが最適とされているが、採取に際し命を失う恐れがあるうえに、十分な量を確保するのが困難なため、遺伝子工学を駆使してバクテリアにゴケグモの糸を生成させる研究が、アメリカ合衆国陸軍の資金により進行中である。

性格は基本的にはおとなしく、素手で触るなどしなければ、噛まれることはない。


関連項目[編集]

ゴケグモ類(英語版)

クロゴケグモ(セアカゴケグモの近縁種)

特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律


参考文献[編集]

大利昌久・池田博明, 1996a. 毒グモとその毒(1)日本に生息する毒グモ. 現代化学 (301):54-60.

大利昌久・池田博明, 1996b. 毒グモとその毒(2)代表的なクモ毒とその作用機構. 現代化学 (302):30-36.

^a b c d e f g h 多紀保彦(監修) 財団法人自然環境研究センター(編著) 『決定版 日本の外来生物』 平凡社、2008年4月21日。ISBN 978-4-582-54241-7。

^a b c d 村上興正・鷲谷いづみ(監修)日本生態学会(編著) 『外来種ハンドブック』 地人書館、2002年9月30日。ISBN 4-8052-0706-X。

^a b セアカゴケグモ 国立環境研究所侵入生物DB

^ 毒グモ、「公園に8千匹…「不安あおる」と非公表」読売オンライン

^ 吉田永祥・吉田政弘・岩上泰雄・瀧 幾子・薗 輝久・内野清子・田中智之「セアカゴケグモLatrodectus hasseltii (Araneae : Theridiidae)除去後の個体群動態」、『衞生動物』第54巻第4号、2003年、 361-366頁。

^ May R. Berenbaum, "BUGS IN THE SYSTEM: Insects and Their Impact on Human Affairs, 1995"


外部リンク[編集]

ゴケグモ情報センター- 日本国内における、最新の分布情報や対処方法など、ゴケグモ類の全て

サザンクイーンズランド大学- オーストラリアにおけるセアカゴケグモ (Redback) の巣や生態の画像。

環境省 / 特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)

特定外来生物の解説 / セアカゴケグモ


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チクロ(サイクラミン酸ナトリウム)は、人工甘味料のひとつ。

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#ккк

チクロ - Wikipedia
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チクロ


サイクラミン酸ナトリウム


IUPAC名 N-シクロヘキシルスルファミン酸ナトリウム

別名 チクロ

分子式 C6H12NNaO3S

分子量 201.22

CAS登録番号 [139-05-9]

形状 わずかにベージュ色を帯びた板状結晶

融点 >300 °C


チクロ(サイクラミン酸ナトリウム)は、人工甘味料のひとつ。

IUPAC名はN-シクロヘキシルスルファミン酸ナトリウムsodiumN-cyclohexylsulfamate。

甘さは砂糖の30倍から50倍といわれる。

後味がわずかに苦い(特に高濃度の場合)が、サッカリンやアセスルファムカリウムほどではなく、それらの高甘味度甘味料に比べてすっきりした砂糖に近い甘味をもつ。

1937年にアメリカのMichael Svedaが発見した。


製法[編集]

スルファミン酸とシクロヘキシルアミンの混合物に水酸化ナトリウムを反応させて得られる。


危険性[編集]

チクロはFDAにより発癌性や催奇形性の疑いが指摘されたため、アメリカや日本は1969年に相次いで食品添加物の指定を取り消し、使用が禁止された。

しかし、これらの結果を否定する研究結果やアボット・ラボラトリーズ社の働きかけもあり、EU圏、カナダ、中国など55ヶ国以上で現在でも使用されている。

このように各国の食品行政の対応が異なるため、しばしば輸入食品回収事件の原因となっている。

日本においては1969年の使用禁止をきっかけに、多くの食品・菓子で甘味料が変更されることになった。

この当時には、砂糖のみを使用した商品では砂糖使用であることを明示するためラベルに「全糖」という表示が付けられた。

しかし、味が変化したり、安価なチクロが使えなくなったことによる価格上昇で売上を落とし、姿を消した商品も少なくない。

他方で、これを機に砂糖や天然由来の甘味料、アミノ酸ベースの甘味料に切り換え、現在に至るまで販売されている商品もある。


関連項目[編集]

サッカリン

ズルチン


外部リンク[編集]

まぼろしチャンネル ノスタルジー商店 まぼろし食料品店第4回「チクロは旨かった」の巻

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#ккк 動物園の動物たちの異常行動

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http://www.alive-net.net/zoochec
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動物園の動物たちの異常行動


動物園の動物たちのストレス度をチェックしよう!


動物園の檻の中に閉じ込められた動物たちには、自然の中でくらす野生動物には決して見られない、変わった行動(異常行動)が引き起こされてしまいます。

特に目立つのが、同じところを行ったり来たり、首を左右に振り続けるといった同じ動作を反復して繰り返す行動です(常同行動)。

これは動物の本来の行動欲求が満たされないために、別の行動に転化されたものと言われますが、このような異常行動はまさしく動物たちのストレス度のバロメーターとなっています。

◆ホッキョクグマの常同行動−1頭はいつまでも首を振り続け、1頭は同じところを行ったり来たりしている。

◆ツキノワグマの常同行動−いつまでも、同じところを行ったり来たりしている。

◆ゾウの常同行動−1頭は首と足を振り続け、1頭は行ったり来たりを繰り返す。

◆ライオンの常同行動−歩ける空間が極度に狭く、いつまでも同じところを行ったり来たりしている。

◆ヤブイヌの常同行動−同じところをぐるぐる回り、一つの場所で同じ動作を繰り返す。

◆アライグマの常同行動−スペースがあっても一定の箇所で行ったり来たりする。

◆チンパンジーの常同行動−オスがメスに暴力的なディスプレーをする。

◆キリンの常同行動−さくをかじり続ける。かたい潅木を食べたいという欲求の転化行動だといわれる。

◆ラクダの常同行動−さくかじり続ける。

◆ハクチョウの常同行動−水もない檻の中で、いつまでも、首を振り続ける。

◆犬の常同行動−実験施設の中で、いつまでもぐるぐる回り続けている大型犬。

狭い檻の中に閉じこめられて、自由な行動が奪われているため、実験動物も同じように異常な行動を示すようになる。

動物園に行く前に、知っておきたいこと

「動物園は本質的に残酷な場所」

動物園をチェックしよう
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